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須磨区白川台の耳鼻咽喉科クリニック  田坂耳鼻咽喉科です。

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田坂耳鼻咽喉科

鼻の疾患NOSE DISEASE

症状と病気

鼻閉 (鼻がつまる)
 右上の内視鏡写真のような鼻の中の形態が正常であり、中央にみえる下鼻甲介が腫れると鼻閉(鼻づまり)が生じます。 典型的なものはかぜをひいたときで、これは急性鼻炎。
 季節の変わりめやほこりっぽい所に行った時にくしゃみや水ばなを伴うときにはアレルギー性鼻炎。 たいていはダニやハウスダストが原因物質になっています。
 これが、3月のスギ花粉、4月のヒノキ花粉の時だけの時には花粉症と呼ばれます。 花粉は,初夏のイネ科の雑草(カモガヤなど)、初秋のキク科の雑草(ブタクサなど)もありますので、アレルギーを疑われる方は抗原を同定する血液検査を勧めます。 敵を知ることからアレルギー性鼻炎の治療は始まります。風邪も長引けばくしゃみ・鼻水・鼻づまりで同様な症状を出しますが、一番の区別の仕方は症状の継続期間でしょう。いくら何でも鼻かぜは2週間以上続くことは少ない。数週間にわたり、朝起きると、大量の水ばなやくしゃみ、風呂上がりや寝る前になると鼻閉がつづくとなると、アレルギー性鼻炎をうたがうべきでしょう。 副鼻腔炎(慢性・急性)でも起こりますが、他の症状の方がもっと強くなります。
  乳幼児の片方の鼻づまりや鼻汁には鼻腔異物も考えられます。 ティッシュや豆などを片方に詰めておくと、鼻が臭うようになり完全につまります。 気をつけねばならないのは、いつも鼻がつまるからといって、市販の点鼻薬(血管収縮薬)を常用し、これでも効果が出なくなってくると点鼻薬の副作用による薬物性鼻炎、一旦これが起こると治すのは困難で,手術療法が必要になりますので,ご注意を。 薬物性の鼻づまりというと、ピルや血圧下降薬、抗精神薬なども長期連用では生じることもあります。


 鼻汁
 鼻みずは上記の鼻閉と同時に生じることが多いので疾患は重複することがほとんどです。
 風邪による急性鼻炎、アレルギー性鼻炎では、末梢血管が拡張する風呂上がり、自律神経が副交感神経から交感神経に切り替わる朝の起床時にくしゃみとともに生じます。急性副鼻腔炎では頬部の痛みや奥歯の痛みなどとともに片方の鼻から、時として匂いのある、いわゆるあおばながでてきます。 
 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)ではのどの方に流れ(後鼻漏),起床時などにのどに貯まっていつも痰が出る状態になります。鼻腔異物では必ず片方だけから、異臭のする鼻汁が続き、長くなると血膿になります。豆などの植物性異物の場合は、鼻のしきり(鼻中隔)に穴があくこともあるほどです。
 癌年齢の方で片方からいつも血膿が出てきて鼻がつまるとなると、鼻腔癌や上顎癌の可能性もでてきます(今ではかなり少なくなっていますが)。


 嗅覚障害 (においが分からない)
  
 発症のしかた(徐々にか突然か)、障害の程度(時々は分かることがあるのか、終日あるいは数日、一瞬たりとも分からないのか)によって、あらかた診断がつきます。
 風邪に引き続いて、突然においが分からなくなり、味覚もおかしくなった、また何日経っても一度たりともにおわないとなると、かぜのウィルスによって嗅覚神経が障害された末梢神経性嗅覚障害が考えられます。 同じく急になったとしても、一日のうち、何回かはよくにおう時があるような場合は、慢性副鼻腔炎や急性副鼻腔炎による嗅粘膜の障害が考えられます。 嗅覚は鼻腔の上の方、目と目の間の奥にある嗅上皮でしか感知しませんので、ここに匂い物質が届かなければにおわないのです。 蓄膿症などで鼻呼吸できるとしても、嗅上皮を経由して、空気が流れなければにおいません。 同様にアレルギー性鼻炎や風邪による鼻づまりでもにおいが弱くなります。


                                       
 鼻出血 (はなぢ)

 例えば口の中を思ってください。血が出るのは、歯でかんだり、何かで口の中を傷つけた時しか出血することはありません。鼻も同じことなのです。よほどの例外は別として、鼻の粘膜に傷がついていなければ、たんに血圧が高かったり、仮に血が止まりにくい血液の病気があるとしても、出血することはまずありません。たいていは、手指による鼻いじりが原因で、ご自分自身が鼻粘膜、特に鼻の入り口のキーセルバッハと呼ばれる血管が豊富な場所をいじったり、こすったりして,傷つけたことが原因です。(特発性鼻出血)

 はなぢで訪れる患者さんに、「鼻くそをほじっただろう?」といっても、たいてい皆さんは否定なさいます。しかし、傷のないところから出血することは、まずありません。 ですから私は必ず鼻粘膜の傷を患者さんにお見せしています。 鼻をいじるのは、決まってリラックスしているときです。 こういうときは、血圧も低く、傷つけても出血することはあまりありませんし、出ても少量です。 
 血圧が一日のうちで一番上昇するのは、起床前後の時間帯です。このときに前日つけた傷が開いて出血が起こります。小児のはなぢはまずこれと考えてよいと思います。鼻をいじったときにすぐに大量のはなぢがでれば、本人も自覚して鼻いじりを控えますが、出血が次の日の朝になると、「何もしなかったのに血が出た」、という訴えになります。

 小児ではしかし、鼻をいじる原因があります。急性鼻炎、特にアレルギー性鼻炎の場合、鼻の中がつまって痒くなりますので、ついつい無意識に触ります。さらに鼻中隔湾曲症(鼻のしきりが曲がっている)などがあると、入り口すぐにキーセルバッハ部位がありますので、さらに傷つけやすくなります。

 しかし、高齢の方の鼻出血には気をつけなければなりません。悪性腫瘍や血管の脆弱性が原因になっていることもあるからです。 この場合は、内視鏡を使って徹底的に、鼻腔内を精査します。開院して何人か悪性腫瘍(嗅神経芽細胞腫、上顎癌、転移性鼻腔癌など )あるいは、血管腫や多形腺腫などの良性腫瘍を見つけ、しかるべき病院に紹介したこともあります。

 全身疾患で出血が起こることもありますが、極めてまれです。


病気概観

鼻アレルギー
左から正常鼻腔、次が正常鼻腔の下鼻甲介。鼻閉を起こした鼻腔では写真の様に下鼻甲介が蒼白で腫れる 正常鼻腔イラスト正常鼻腔写真鼻閉写真鼻閉写真 くしゃみや水様性鼻汁、鼻閉、鼻内掻痒感を呈します。よく鼻をいぢるので鼻出血で来院する児童の大半は鼻アレルギーを持っています。毎朝鼻をすすりながら起きてくる、寝るときは軽い鼻閉を起こす、温度の違う部屋への出入りでは水ばながでる、等の症状があればたいてい鼻アレルギーがあると考えていいでしょう。これに鼻風邪が加われば症状はがぜんひどくなり、勉学やスポーツに差し障りがあるようでは、薬物療法が必要になります。近年、舌下免疫療法がスギとダニに認められましたが、いろいろな理由で当院では施行しておりません。舌下免疫療法についての詳細は、私が須磨区医師会に寄稿した記事がありますので、希望の方はお申し出ください。
 副鼻腔炎
 副鼻腔炎には急性と慢性があり、慢性副鼻腔炎には様々なタイプのものがあることが次第に分かってきました。

 感冒などの際に、急に顔面狭部痛や奥歯の痛み、頭痛などを感じ、黄色や緑色の膿性鼻汁が主として片方の鼻から出始めたら、まず、急性副鼻腔炎でしょう。鼻のレントゲン写真で確定します。「副鼻腔炎診療の手引き」が日本鼻科学会から出版され、おおむねこれに沿って治療を行いますが、放置しておいたり、痛みが取れたといって、治療を中断したら、慢性副鼻腔炎に移行していき、次第に難治になっていきますので、早期の十分な治療が必要です。

 慢性副鼻腔炎の症状は、鼻漏・後鼻漏・嗅覚障害などで、いつも痰がたまり、「カーペッ」としょっちゅう痰を出す行為や、児童では「えへん・えへん」と咳払いがよく見られます。高齢の方では、後鼻漏が少しづつ気管・気管支・細気管支に流れ込み、慢性的な下気道病変である「副鼻腔気管支症候群」を発症し、慢性咳漱の主たる原因になります。症状が取れても副鼻腔のレントゲン写真が改善しない場合は、真菌性副鼻腔炎や、乳頭腫のような良性腫瘍の場合もありますので、手術の可能な病院に紹介し、CT・MRIなどで診断してもらい対処してもらうようにしています。
また、9歳以上の学童が滲出性中耳炎としてよく通院しても治らないとの事で受診されますが、ほとんどの場合、慢性副鼻腔炎が基礎疾患としてあり、その後鼻漏のため耳に通じる耳管咽頭孔が汚染され慢性の炎症を持っていることが原因であることが多く、慢性副鼻腔炎治療ですみやかに改善していくことは日々経験しています。
鼻茸(はなたけ)私が医者になって経験した最も大きな鼻茸です。もう鼻腔入り口から飛び出していました。もちろん、完全な鼻閉塞です。症状やレントゲンから両側ともの慢性副鼻腔炎が存在していましたので、手術の適応です。 大きな鼻ポリープ

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